アニメ版キテレツ大百科の裏事情

「キテレツ大百科」は藤子・F・不二雄原作のSF漫画です。発明が趣味の天才小学生木手英一が、ご先祖様のキテレツ斎様が残した「キテレツ大百科」をもとに、さまざまな発明を成し遂げていく番組です。


コロ助が人気

中でも一番の発明は、武士ロボットコロ助でしょう。顔はタライ、ちょんまげはホースという部品で作られたキャラクターは愛らしいルックスとともに、語尾に「ナリ」をつける口癖も人気となりました。

アニメ版の「キテレツ大百科」は1988年3月に放送が始まります。1994年に放送終了が決定し最終回も制作されていましたが、後番組が決まらないため、2年以上にわたって続くことになります。

オリジナルエピソードが盛りだくさん

「キテレツ大百科」は漫画原作とアニメのアレンジが異なることでも知られています。

放送が順延された2年の間には、アニメ版のオリジナル色がより強くなっていきます。レンズをのぞいて見たような構図や、秋祭りのシーンでは1分以上にわたって、遠景の長回しが続くなど、作り手の遊びココロが透けて見えます。

さらに、東京の水がめとなりダムに沈む村を取り上げた話や、満州国を走った特急あじあ号をテーマとしたものなど、現代史とリンクする話も多くあります。よりリアリティを持ってアニメを眺められるのです。

「ドラえもん」に頼りっぱなしののび太くんと違い、「キテレツ大百科」のキテレツくんは自分で発明を成し遂げ、道を切り開いているのも物語の芯を支えているのかもしれません。

    
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