あの文豪がラノベ執筆に婚活?いろいろと危険なマンガ『文豪失格』

pixivで話題になっているWEBコミック『文豪失格』。なんだかタイトルだけでも危なそうな感じだが、意外にも文豪好きに支持されているという。
舞台は天国。そう、なんと天国の大手出版社で芥川龍之介、太宰治、中原中也などの文豪たちが執筆をつづけているという設定。天国の出版社は売れ線の小説を描いてほしいのか、なんと芥川龍之介にラノベ執筆を依頼。悩む芥川は、師匠の夏目漱石のもとへ助言を求めに行く。そこへ夏目に金を借りに来た泉鏡花と、平成オタク文化にハマった谷崎潤一郎があらわれ、4人でアキバへライトノベルの取材に行くことに…。
こう書くと荒唐無稽なマンガに思えるだろうが、作者が相当な文豪オタクらしく、「谷崎潤一郎は猫を女に見立てて小説を書くためメス猫しか飼わなかった」「宮沢賢治は春画収集家だった」「太宰治は川端康成に芥川賞懇願の手紙を送っていた」など、実際のエピソードがネタに使われているところが文豪好きに支持されている由縁だろう(近代文学研究家の一柳教授のお墨付きもある)。爆笑しながら文学史の勉強になる、お得な一冊。

『文豪失格』
千船翔子(画)、AIR AGENCY・フロンティアワークス(作)、 一柳廣孝(監修)

http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-41426-3
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