超訳の時代!コミックで楽しめる百人一首時代の恋愛事情

古文の授業で勉強した百人一首。難しくて理解出来ない人も多かったのでは!?そんな百人一首もコミックでわかりやすく楽しめる時代になりました。『超訳百人一首 うた恋い。』では平安時代の歌の世界を、現代訳でわかりやすく読むことができます。古文を勉強しなければならない学生さんにもおすすめです。今回は「超訳百人一首 うた恋い。」から百人一首の恋愛事情を紹介します。


■百人一首時代の恋愛事情

メールや携帯がない時代、貴族の恋はとても大変でした。貴族の姫たちは厳重に守られていてOKが出るまで、顔も見られないのが普通だったのです。やっとの思いで、姫と結ばれても、朝になれば、男は帰らなくてはいけませんでした。最初こそ姫ももらった和歌や将来性で男を選ぶことはできますが、恋が始まった後は、男の訪れを待つだけ。現代からは想像もできない世界で、恋をし、和歌を交わしあったのです。

■在原業平

在原業平は、「伊勢物語」の主人公のモデルです。在原業平は、いろんな女性と恋歌を交わして、恋の噂が絶えないモテ男というのが「伊勢物語」での業平像でした。在原業平は、駆け落ちを企てたり、密通したりと、かなり危ない恋をしていました。恋に全てをかける情熱が、業平にはあり、そういう生き方がモテたのです。業平のような人物を、「色好み」といいいました。現代でいう女たらしのことですが、百人一首の時代には、それがひとつの文化でした。娯楽が限られている百人一首の時代では、恋愛や色事が遊びとして、文化として花開いていたのです。百人一首の時代、恋愛はとても風流なものだったのです。

■後朝の文

「後朝(きぬぎぬ)の文」とは、逢瀬の次の朝、男が女に送る恋文のことです。百人一首の時代は、夫の通い婚が普通だったのです。男は夜に女を訪ね、朝になったら帰ってしまう。次にいつ来てくれるか分からない恋人を待つ女の身としては、

「昨夜の君がとても素敵でした。また来ますからね」

そう言ってもらわないと不安だったのです。だからこそ、手紙を送る時間帯が大切。男は家に帰ってすぐ朝のうちに手紙を届けるのがマナーでもありました。この時代の恋愛もスピードが大切だったのです。

今はと全く違う恋愛事情。「超訳百人一首 うた恋い。」で百人一首時代を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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