自殺した漫画家、山田花子の日記が再刊

山田花子という漫画家がいました。彼女は1992年に投身自殺によって24年の短い生涯を閉じます。自身のいじめ体験などをモチーフにした漫画を記し、多くの共感する読者を生み出しました。


没後に日記が刊行

彼女は私生活をベースとした漫画を記していたため、記録魔として知られていました。常にメモ帳を持ち歩き、見聞きしたことを記していました。

彼女は運動も人間関係も苦手な、いわばどんくさい人でした。相手に嫌われないために、あえて明るくふるまったりする。そのことで自己嫌悪に陥る。こういった側面は誰もが持ちえるものですが、彼女はそこに人並み以上の過剰な苦痛を感じていました。

思っていることを言い出せないフラストレーションを日記に書き溜めており、没後、父親の手によってまとめられます。さらに太田出版から「山田花子自殺直前日記」として刊行されます。さらに読者からの賛否両論の反応が追加された完全版も刊行されます。しかし、現在ではともに絶版となっています。

20年を経て復刊

長らく絶版にあった同書が、同じ編集者である「Quick Japan」の創刊編集者である赤田祐一氏の手によって「山田花子自殺直前日記改」として2014年に復刊されます。日記を取りまとめた父親は故人となりました。

山田花子が生きていた時代に比べ、さらに社会の息苦しさは加速していると言えるかもしれません。現在に読み継がれる価値はあると言えます。

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