「まんが道」から夢を考える

「ドラえもん」などで知られる藤子・F・不二雄と「怪物くん」などで知られる藤子不二雄Aはかつて、藤子不二雄としてコンビ作家を組んでいました。彼らは富山県の同級生として知り合い、ともにマンガ家を志すようになります。やがて、身一つで上京し、狭い下宿で共同生活をしながら、漫画の道を目指します。その途中には、多くのマンガ家が集った伝説のアパートとして知られるトキワ荘への入居も果たします。その様子を描いた自伝的作品が「まんが道」です。


あらためて「まんが道」を考える

1970年から、2013年にわたり長期間の間、藤子不二雄Aによって描き続けられてきた「まんが道」を取り上げたムックが「まんが道大解剖 」(三栄書房)です。「まんが道」に描かれる世界は順風満帆ではありません。例えば新人時代、仕事を請け負いすぎて、締切を破ってしまう失敗も描かれています。大作家といえども、失敗を繰り返す新人時代があったのです。こうしたエピソードは、夢を目指すすべての人にとって、はげみとなるエピソードでしょう。

貴重な資料も

さらに「まんが道」には手塚治虫はじめ、戦後漫画界の伝説の人物も多く登場します。漫画史を考える上でも貴重な資料であるといえるでしょう。当時の生活写真なども収録された貴重なムックとなっています。

    
コメント