話題の小説 未来・過去を体験できる新しいSNSで構築された近未来を描いた『ドリームワールド 記憶共有

今から数年後、科学技術が更に発達して、世界はどのようになるのでしょうか? まだまだ実感が出来ない未来の出来事ですが、遠くない未来のうちに過去・未来のどちらも体験できる技術が発達して、それがSNSとして楽しめる時代が来るかもしれません。今回は、そんな近未来を描いた小説をご紹介します。


■仮想地球「ドリームワールド」を楽しむ未来

物語の舞台となっているのは、2020年という近未来。そこには、「ドリームワールド」というSNSをみんな楽しむことができます。「ドリームワールド」は、全世界に住む人々の記憶、データによって構築された仮想地球。スーパーコンピュータや、膨大なクラウドサーバーなどの発達により、記録された過去の記憶を再体験することや、ビッグデータや最新の科学を駆使して導き出された、未来の予測を可能にします。「ドリームワールド」では、現実の世界とそっくりに構築され、もはや近未来のインフラと化しています。

■主人公は父親を捜索しようとする中学生

主人公は、「ドリームワールド」の世界にハマっている中学生の大翔(はると)。突然、刑事の父親が失踪したために、「ドリームワールド」を使って父親の捜索を開始します。プログラム部所属の大翔は、友人の優太とともに作ったハッキングツールを駆使して、父親の足取りを追おうと考えたのです。

■父親の隠れた一面やダークマジシャンとの出会い

ハッキングツールを駆使して、刑事の父親の情報にアクセスしていくうちに見えてきた父親の隠れた一面、さらに、世界級のネット荒らしでネット界の超有名人であるダークマジシャンとの出会いなどから、ドリームワールド内での冒険は加速し、ついにはリアルとネットで錯綜する、ある巨大な世界的陰謀事件に巻き込まれていきます。

■本書の魅力

本書『ドリームワールド 記憶共有世界―The bigdata simulation machine―』では2020年のテクノロジーがリアルに予測され、私たちが慣れ親しんでいるスマートフォンなどのテクノロジーの未来の形を知る事が出来ます。クラウド技術やビッグデータなどの最先端技術の未来像もふんだんに盛り込まれています。また、テンポの良い展開で後半の畳み込むような展開にドキドキが止まりません。「ドリームワールド」を巨大インフラとしている近未来の世界観は、SF好きにはたまらない一冊なのではないのでしょうか。

父親捜索の冒険からは、今まで知らなかった父親の一面や、現実とネットの中で同時並行的に勃発する事件などからサスペンスの要素も感じられます。主人公大翔が巻き込まれていく事件には、巨大な陰謀が渦巻いており、ハラハラした気持ちでとページが進んできます。

小説、ライトノベル好きの方や、「攻殻機動隊」などのSFが好きな方にオススメの一冊になっているので、読んでみてはいかがでしょうか。また、献本の募集も行っています。3冊募集となっているので、応募の方はビーカイブまでお問い合わせください。

「ドリームワールド 記憶共有世界 ―The bigdata simulator machine―(D Mito)」の詳細を調べる

    
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