日本とドイツは敵国だった?

戦後70年の節目を迎えて、あの戦争をふりかえる動きが高まっています。現代史のおさらいとなりますが、アジア太平洋戦争において日本軍はアメリカ軍と戦争をしていました。一方で、ドイツ、イタリアと同盟を結び枢軸国として、アメリカ、イギリスなどの連合国側と対決していました。しかし、日本とドイツはかつて敵国として戦っていました。


第一次世界大戦は敵国

第一次世界大戦が起きた時、日本とドイツは敵国同士の関係でした。ヨーロッパで戦争が起きている時、極東にあった日本は、当時ドイツの占領下にあった南洋諸島や、中国の山東半島や杭州湾を攻撃して占領します。南洋諸島の中心的な場所であったのが、先日天皇皇后両陛下が訪問したパラオになります。

敵国から同盟国へ

その後、日本とドイツは同盟国の関係となります。もともと、学校教育のほか、法律制度や、測量技術など日本が整えた近代的な国家の形というのは、ドイツをお手本とするものでした。もちろん、イギリスや、フランス、アメリカからも学んだことが多くありますが、ベースとなるものはドイツです。その分、日本とドイツというのは近しい関係にあったのかもしれません。

敵味方が分かれる

こうした「昨日の敵は今日の味方」という関係はドイツだけにとどまりません。アジア太平洋戦争において敵国同士だった日本とイギリスもかつては日英同盟を結ぶ仲でした。日露戦争が勃発した時、日本とイギリスは同盟関係にありました。そのため、ロシアのバルチック艦隊は、イギリスの勢力圏にあったスエズ運河を通過できず(船の幅が大きすぎて通れなかったという説もあります)、アフリカ大陸をぐるりと遠回りしてやってきました。さらにアフリカ各地や、インド、シンガポールなどイギリスの植民地に立ち寄ることもできず、フランスの勢力域であったマダガスカルとベトナムに立ち寄ってほうほうの体で日本海へやって来たのです。当然勝負はわかりきったものでした。

日本とドイツは第二次世界大戦、アジア太平洋戦争では同盟国でしたが、第一次世界大戦では敵国同士でした。同じようなあべこべの関係はイギリスと日本においても見られます。現代史をひもといて見るといろいろな面白みがあります。

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