荒川線なぜ廃止されない?

東京都電荒川線は、都電の中でも唯一残った路線です。早稲田から、池袋の東側を通り、大塚駅、王子駅、町屋駅を経由して三ノ輪橋駅までおよそ1時間かけてのんびりと走る路線です。かつて東京中に、路面電車は走っていましたが、現在はこの1路線だけとなっています。都電荒川線はなぜ廃止されずに残っているのでしょうか。


もともと別の路線だった?

都電荒川線は今ではひとつの路線となっていますが、もともとは別の路線でした。三ノ輪から王子駅前を経由して赤羽駅前へ至る27系統と、荒川車庫前から王子駅前と経由して早稲田へ至る32系統です。この路線のうち、荒川車庫前から王子駅前までは同じ路線を経由していました。その後、1974年10月に二系統をつないで一本化し、荒川線となったのです。毎年10月には記念イベントが開催されています。

路面電車の部分が少ない?

都電荒川線は、もともと路面電車の部分が少ない路線でした。現在の荒川線で実際に道路の上を走る部分は、飛鳥山から王子駅前へ至る部分くらいです。もともと、都電が相次いで廃止されたのは、車の流通量がふえるにしたがって、渋滞の原因となるためとしてうとまれたことに端を発します。その中において、もともと路面電車の部分が少なかった都電荒川線が生き残ることになったといえるでしょう。

レトロなたたずまいが人気

丸形の前照灯や二重屋根など、往年の路面電車をモチーフとしたレトロな外観が特徴の9000系車両は、活性化策の一環として、2007年に導入されました。車内には木目調のデザインが施されています。レトロなたたずまいもあるため、都電荒川線は人気となり、現在は黒字路線となっています。

    
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