不幸の手紙とは何か?

かつて、日本では不幸の手紙なるものが流行したことがあります。これは、インターネットに出回っているチェーンメールの原型というべきものです。


不幸の手紙とは何か?

不幸の手紙は、昭和40年代の日本で大流行しました。手紙の内容はシンプルです。この手紙を読んだ人は、1週間以内に5人(手紙によって日数や人数はまちまち)に送らないとあなたは不幸になります。さらに手紙の文面は一字一句間違えてはいけません。そのまま書いて送りましょう、といったものです。こんなものは悪質ないたずらではあるのですが、手紙を出さなければ不幸になるかもしれないという不安と、手紙を出せば不幸にならない安堵感があわさって、出してしまうことがったようです。

ねずみ講と一緒

不幸の手紙が深刻なのはネズミ算式に、人数が増えていくことです。1人の人間が5人に手紙を出して、その5人が同じことを繰り返したとすれば、すでに25人に不幸の手紙が渡ることになります。それを加算してゆくと10段階目にはなんと、9,765,625人という途方もない人数となってしまいます。

棒の手紙?

さらに、文字を一字一句間違わず書き写すという条件ですが、不幸の文字がいつの間にか「木奉」となり「棒」と書かれて出回ることもあったようです。不幸の手紙ならぬ「棒の手紙」です。手書きの時代ならではのエピソードだといえるでしょう。今となっては笑い話ですが、真剣に書き写す人もいたというわけです。辛いという文字に一を足せば幸せです。途中で幸せの手紙に変更する人はいなかったのでしょうか。苦難は福門といいます。他人に振り回されるのではなく、今年の苦難は今年のうちに消化して、しっかりと身近な幸せに気付き、よい年を迎えたいものです。

    
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