本の文庫化のタイミングはいつ?

小説にせよノンフィクションにせよ、売れた本は何年かすると文庫化がなされます。文庫は単行本に比べて値段が三分の一程度なのでとてもリーズナブルです。本が好きな倹約家の人は文庫化まで待つという人もいます。


期限は3年

文庫化のタイミングは通常3年といわれています。しかし、これはおおよその基準として設置されているものなので、3年以内に文庫化をしたから違法というわけではありません。集英社から刊行されたものは集英社文庫、新潮社から刊行されたものは新潮文庫に入るのが通例ですが、自社で文庫レーベルを持っていない場合は他の会社から文庫が出ることになります。早く文庫化してしまうと、単行本の売上が落ちてしまいますので、猶予期間として3年が設定されているのです。

早まる傾向

しかし近年では文庫化のタイミングは早まる傾向があります。2年はザラで中には1年後に文庫化がなされている例もあります。文庫化にはその後のあとがきや、ボーナストラックや解説など新たな要素が付け加えられます。さらに作家によっては全面的に書き換えを行うという人もいます。例えばミステリーなどでは、結末を書き換えたり、あるいは犯人を別の人間に設定したりといったことを行う作家もいます。文庫は文庫で新たな楽しみがあるということで、熱心なファンは単行本と文庫の両方を買う人もいます。文庫になって安くなったから買うという層に加え、新たな層もターゲットにしているのかもしれません。最近では文庫オリジナルの作品が出ることもあります。

「単行本と文庫本の違いとは?」の詳細を調べる

    
コメント