法廷画家なぜ下手?

テレビ番組などで裁判の様子などが報じられる時に、絵が使われます。これは日本の裁判所は裁判中カメラで撮影することができず、録音も禁止されているため、中の様子を伝える唯一の手段として絵が使われているのです。この法廷画を描く人は法廷画家と呼ばれています。

下手ではないか?

この法廷画にはある疑問があります。それは端的に言うと、絵が下手であるという点ですね。もちろん、どういった基準を用いて上手い下手を判断するかは、それぞれに異なるところもあるでしょう。ただ、似ている似ていないといった基準で言えば圧倒的に似ていないものが多いですね。これはなぜなのでしょうか。

スケッチは禁止?

法廷画というのは、短い時間で書くことが要求されます。そのため、似せて描くために相手の特徴を捉えるのに時間が必要といったこともあるでしょう。そうした時間がないため、短時間でまとめられる能力の方が優先されています。

プライバシーへの配慮

さらに、法廷内ではさまざまな秘密も存在します。特に世間的な注目が高い事件となると、逆恨みなどをされる可能性もあります。そこで弁護士や検察官、裁判官などの顔をリアルに描いてしまうと、のちのち問題になるといったこともあるでしょう。そこで法廷画は、すばやく概略をとらえるように記されているのだと言えます。それが結果的に見ると、上手くないように見えてしまうのが実情なのかもしれません。

資格はない

法廷画を描くにあたって、特に資格は必要ありません。普段は絵を描いていなくても、絵心のある記者が担当するといったこともあるようです。さらに地方裁判所や高等裁判所などで行われる場合は、地方に行くこともありますので、行動力も求められる仕事です。