犯行声明文のフォントは?

よく昔の犯罪ドラマなどで、犯行声明文を新聞や雑誌の活字の切り抜いたものから行うものがあります。あれは、実際に行われていたものでした。なぜそのようなまわりくどい方法が用いられていたのでしょうか?


ワープロがない

当時は現在のようにワープロは存在しませんでした。そのため、何か犯行声明文のような手紙を書く際には手書きとなります。すると、特徴的な筆跡などからその人がわかってしまうというものがあります。筆跡鑑定では、性別はもちろん、年齢などを割り出すことも可能です。犯人像が特定されないために活字を用いていたのです。さらに時代がすすみワープロができたとしても、現在のようにパソコンが大量に普及している時代ではありませんから、ワープロを持っている人、扱える人というのはそれだけで犯人像が絞りこまれていってしまいます。

なぜ新聞雑誌なのか?

それではなぜ新聞雑誌から活字が取られていたのかといえば、それだけバリエーションが豊富であったということが考えられるでしょう。新聞雑誌は広く供給されているものですし、幅広い話題を提供するものになっています。そのため、目当ての文字が抜き出せるという事情があるのです。これが、ローカルに流通している、チラシや土産物の包装紙といったものになると、それだけで犯人像が絞りこまれてしまいます。犯人像を絞りこませないための手段として、活字から取られた犯行声明文は成立していたのだと言えます。

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