出版物の「ゲラ」とはなにか?

出版用語で「ゲラ」といわれるものがあります。よく「ゲラのやりとりをする」といった言葉が使われます。これは何を意味するものでしょうか?


ゲラは試し刷り

ゲラは、出版物の試し刷りです。ゲラをチェックして問題がなければ、そのまま印刷に回して正規の出版物として出回ります。ゲラの段階で内容を大幅に直す人もいれば、そのままチェックを通過させる人もいます。これは執筆者にとってスタイルはさまざまです。

流出することもある

ゲラは、出版物とほとんど同じものですから、発行前に出回ることもあります。よく芸能人や政治家のスキャンダルが掲載された週刊誌のゲラが発売日前に出回るといったことも起こるのです。ゲラは、出版社だけでなく印刷所も関わるものですから、数多くの人の目に触れるものです。そのため、機密情報として厳重に管理しないと、ゲラがどこまでも出回ってしまうことになります。過去には週刊誌のゲラをネット上にアップロードして逮捕された印刷会社の従業員もいました。

ゲラで無くなる本

ゲラは本や雑誌を出す直前の段階にあるものです。そのため、ゲラの段階で、企画が潰されるということもまったくないわけではありません。もちろん、出版社は印刷会社にペナルティを支払うこともあります。しかし、過去にはゲラまで出ているのに、発売が中止されオクラ入りになった本や記事も多くあります。幻の作品を読んでみたいものです。

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