「お客様は神様です」本来の意味は?

世の中には、本来の意味とは違う形で誤用されている言葉が多くあります。そのひとつとして「お客様は神様です」があります。これは演歌歌手の三波春夫さんが語った言葉です。1961年、対談中に発せられた言葉であると言われています。そのため、三波春夫さんが実際は出していない言葉が広まってしまったといった類の誤解ではありません。その言葉自体はあるのです。

どのように誤用された?

しかしながら、実際には、三波さんの意図とは異なって使われているようです。果たしてどのような誤用がなされているのでしょうか。「お客様は神様です」このフレーズは、クレームをつける人たちの常套句とも言えるでしょう。「こっちは客だぞ」と威張った意味です。いわば「金を払っている方が偉いのだ」といった様子ですね。それは三波春夫さんの本意ではありません。

本来はどのような意味なのか?

それならば、三波春夫さんの「お客様は神様です」は本来どのような意味があったのでしょうか。それは、自分は舞台に立つ人間であり、お客様はそれに向かい合う神様であるといった対比の言葉なのです。いわば、神様の前で歌うのだからこそ、きちっとパフォーマンスをしなければいけないといった自分の中の心意気を語った言葉なのですね。

間違って広まる不幸

しかしながら、現在のところ、この言葉はお客様は無条件に偉いのだから、何を言っても許されるといったふうに誤解されています。むしろ客の傲慢さを示す言葉として広まっているようなところもあるのではないでしょうか。こうしたことをよくよく調べてみると本来の意味とは異なって使われている言葉は多くあります。言葉の本来の意味を知るのは重要なことだと知らされますね。