編集権と反論権

出版活動にはさまざまな権利があります。代表的なものは編集権と反論権でしょう。


編集権とは何か?

編集権とは、雑誌や記事を編集する権利のことです。これはジャーナリズムの独立性を担保するものであり、何の邪魔もされずに記事を作れるというものです。もちろん、それが誰かを傷つけるものであったり、公序良俗に反するものであってはいけません。出版物というのは多くの人の目に触れるものであるわけですから、ある程度公共性が存在しなければいけません。あるいは、一定の売上が望めるかという商業原理もそこにははたらいているでしょう。公共性と商業原理が好き勝手になんでも書いていいという編集権の暴走に歯止めをかけているといえるでしょう。

反論権とは何か?

それでは反論権とは何でしょうか。雑誌や本に発表された文章に対して、反論する権利をいいます。言いっ放しにはさせないということです。あくまでも出版業界の慣例的な原則にしたがえば、ある記事に反論がある人は、反論権を行使できます。その際、同じ雑誌に当該記事と同じ分量の反論記事を掲載できるとされています。もちろん、これを守る必要はありませんが、かつては多くの雑誌で反論権が行使されていました。いまはインターネットのSNSなどで即座に反論ができますが、かつては文字のメディアといえば雑誌か新聞くらいしかなかったので、こうした慣例が存在していたのです。

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