一億総懺悔の内訳

今年はアジア太平洋戦争の終結から70年を迎えます。この節目に、さまざまな形であの戦争を振り返る動きもあります。戦後70年代という年代を経て、あの戦争を知る人たちも少なくなってきています。戦争にまつわる知識もあやふやになっているのではないでしょうか。例えば、戦争が終わった時「一億総懺悔」という言葉が使われました。これは、戦争に対する反省を国民の一人ひとりが行うといった意味です。しかし、当時の日本の人口は7000万人ほどしかいません。これは何を意味するものでしょうか?


一億人の内訳

「一億総懺悔」がさけばれた時代、日本の人口は7000万人でした。残る3000万人は、終戦時まで日本であった場所が含まれています。ここには、朝鮮半島、台湾、南洋諸島が含まれています。明治以降、日本は多くの戦争を繰り返して、領土を拡大してゆきます。日清戦争の勝利によって台湾を獲得し、さらに日清戦争の勝利を経て、清国やロシアに対して朝鮮の優越権を保持し、朝鮮を併合します。さらに第一次世界大戦の勝利によって、これまでドイツ領であった南洋諸島を獲得します。これらの地域は、日本が統治するとともに、住民には日本国籍が与えられました。学校教育も日本語で行われていたのです。終戦時の人口は、朝鮮がおよそ2500万人、台湾がおよそ500万人、南洋諸島が5万人ほどと言われています。およそ3000万人の日本人とされた人々が「一億総懺悔」には含まれていたのです。

日本とそれ以外

日本が直接統治をした地域はこれらの3地域に限られます。その他の場所は、形だけの独立国があったりしたため、日本が直接統治をしていたわけではありません。満州国などはその代表例でしょう。

アジア太平洋戦争が終わった時「一億総懺悔」という言葉がいわれました。しかし日本本土の人口は7000万人です。残る3000万人は、朝鮮、台湾、南洋諸島の人々が含まれているのです。

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