飛行機は行き帰りでなぜ時間が違う?

飛行機に乗って海外へ行くと、同じ路線なのに行きと帰りで時間が異なる場合があります。場合によっては1時間以上異なることもあります。これはなぜでしょうか?


偏西風のため

飛行機の時間が異なるのは、偏西風の影響によるものです。日本の上空には、つねに東から西へ強力な風が吹いています。そのため、飛行機で日本から東へ向かう場合には偏西風に向かって進むことになるので、時間がかかることになります。これは韓国や、中国のほか東南アジアやヨーロッパなど、海外で訪れることの多い地域が当てはまります。逆に太平洋上を進むアメリカやカナダへ向けての飛行機は行きの時間の方が早くなります。

影響は受けるもの?

しかし飛行機というのはとても巨大な乗り物です。さらに巨大なエンジンも搭載しています。風の影響をそれほど受けるものなのでしょうか?

実は偏西風というのは風であっても強さがはるかに違うのです。偏西風は高度1万メートルでは最大で時速360キロになるというほど強力です。これは新幹線の速度よりもはるかに速いものです。そのため、飛行機の飛行時間も1時間程度の差が生まれてしまうのでしょう。

この偏西風の強さを利用して第二次大戦中には風船爆弾が作られました。これは爆弾を載せた風船を、ジェット気流に乗せてアメリカまで運んで本土を爆撃するという計画です。実際に遂行され、死傷者も出すことになりました。

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