カニ族とミツバチ族って?

かつて日本国内を旅行する若者たちがカニ族、ミツバチ族と呼ばれていました。現在のように海外旅行に気軽に行くことができない時代の話です。彼らが訪れる場所は北海道でした。確かに北海道は、日本であって日本ではない気分を味わえる場所でしょう。

カニ族とは?

カニ族とは北海道を鉄道やバスで周遊する若者たちを指す言葉でした。彼らが背負っていたバッグが横に幅広いものであり、そのために電車内を移動する時などには横歩きをしていたため、その姿がカニに似ていたことからそう呼ばれていたのでしょう。カニ族は、格安で宿泊が可能なユースホステルを利用する人と、キャンプ用品を持ち歩いて野宿をする人たちの2パターンに分かれていました。

ミツバチ族

一方で、カニ族に対してミツバチ族はどういう人たちだったのでしょうか。彼らはバイクを使って北海道を周遊していました。カニ族の場合は鉄道やバスということになるので、どうしても行ける場所が限られていましたが、ミツバチ族は道路が通っている場所ならばどこへでも行くことができました。この時に移動するバイクの音が「ブンブン」と音を立てるということで、そこから蜂に例えられミツバチ族と呼ばれるようになりました。彼らも野宿やキャンプのほかにも、道内各地にあった格安、もしくは無料で宿泊できるライダーハウスと呼ばれる施設を使っていました。今は若者の海外旅行が気軽にできることもあって、カニ族、ミツバチ族ともに絶滅危惧種と言われています。