46分カセットテープの秘密

今はあまり使われることがありませんが、かつては記録媒体としてカセットテープが用いられていました。コンパクトでありながら、長時間の記録が可能であり、なおかつ重ね撮りもできるということで重宝されました。カセットテープには多くの分数があります。その中に、46分や54分といった中途半端な数字のものがあります。これはなぜでしょうか?


分数もさまざま

カセットテープには多くの分数があります。短いものだと10分、20分、30分といったものから、長いものだと90分、120分、150分といったものまでさまざまです。テープが収録できるスペースは一緒なので、分数が多くなるほどテープが薄くなっています。そのため、音楽など繰り返し聴くためには、分数が短い方が向いているといわれています。

なぜ中途半端?

そんなカセットテープのラインナップのうち、46分と54分というテープがあります。実に中途半端な数字ですが、これはなぜでしょうか? 実はこれらの数字は、CDの前に普及していたLPレコードの収録分数と関係しています。レコードはA面とB面に曲が収録されています。その半面分の分数が23分から27分であったためです。レコードの収録分数にあわせてテープを作れば、ちょうどA面とB面をきれいに収録できるのです。レコードからCDの時代となっても、カセットテープは使われていましたが、この場合、どこまでにA面を収録すればいいか見極めるのは至難の業でした。そのため、ていねいなレンタルCD店は、どのカセットテープに収録すればいいのかガイドが記されていました。さらに、機械においても残りの分数を自動的に検知してくれるラジカセも登場しました。

カセットテープには多くの分数があります。その中で46分や54分といった中途半端な数字のテープがあるのは、CDの前に普及していたLPレコードの表裏の収録分数に合せて作られたものなのです。

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