蚊取線香は明治時代?

蚊取線香といえば夏の風物詩でしょう。日本の夏の風景として、蚊取線香が描かれることも多いでしょうね。昔の日本からずっとあるものと思われがちですが、意外にも蚊取線香は明治時代に入ってから発明されたものです。実は江戸時代以前には蚊取線香は存在していなかったのです。


蚊取線香の歴史

蚊取線香が作られたのは、明治時代に入ってからです。現在、蚊取線香の製造には化学薬品が使われていますが、当初は除虫菊が使われていました。明治に入り、除虫菊が外国から輸入されます。除虫菊はもともと地中海付近を原産とするものでした。除虫菊には虫よけの成分が入っていました。これを線香に練り込むことで、日本オリジナルの商品である蚊取線香が誕生したのです。いわば外国から輸入された除虫菊と、もともとあった線香を組み合わせたアイデア商品、発明商品のひとつといえるでしょう。当初は「線香」という名前の通り、棒状のようだったようですが、長時間にわたって使用できるように渦巻状のものが発明されました。

世界最大の輸出国

その後、蚊取線香はヒット商品となり、それの原料と成る除虫菊の生産も開始されます。当時の日本は世界で最大の除虫菊生産国となりました。その後、除虫菊に代わる化学成分である、合成ピレスロイドの生産が本格化するのは戦後に入ってからです。それまでは日本が作った除虫菊が世界に輸出されていたのです。

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