高専の実態とは?

高等専門学校という学校があります。中学卒業後5年間通うのが一般的です。名称が長いため、略して高専と呼ばれることが多いです。高専の実態は謎に包まれています。もともと各都道府県に1~2つしか存在しないため、数が少ないというのも、影響しているでしょう。


なぜできた?

高専は「深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成する」ことが目的に掲げられ、1962年に初めての学校ができました。高専の歴史というのは戦後になってからのものです。高専は、電気や機械といった専門学科ごとに募集され、通常の高等学校のカリキュラムとともに、5年間かけて専門教育を受けます。卒業時には短期大学の卒業資格と同じ準学士の資格が得られます。

高校というより大学

つまり高専は、高校というよりは、大学と同じ位置づけにあるといえます。実際、高専の教員は、教授、准教授、講師といった名称で呼ばれています。さらに、いわゆる「赤点」の基準も、大学に準じており50点とされているところが多くあります。当然、留年する可能性も一般の高校よりも高くなります。なぜこのような学校が出来たかといえば、日本が高度経済成長期に入るにあたり、大学卒業程度の人材を確保する必要があったといえます。中学を卒業してストレートで四年制大学卒業となるには、高校3年、大学4年の、合計7年かかります。ところが、高専で詰め込み教育をすることによって5年間で、大学卒業程度の高度な人材を作ることが目的に掲げられていました。

編入枠も

高専で行っている教育は大学に近しいものであるため、その後、他の大学の三年次に編入するといったことも行われています。現在は就職よりも、進学が選ばれることも多くなっているようです。さらに高専の中にも、専攻科と呼ばれる、さらに2年間勉強する過程も設けられています。こちらを修了すると、大学卒業と同じ資格を得ることができ、大学院への進学も可能となります。

高専卒の人材が評価される理由

さらに、就職においても高専卒の人材は高い評価を受けています。専門的な教育を受けていることばかりでなく、15歳から、5つ上の先輩たちと接しているため、社会性が身についているといったことも企業の評価ポイントのようです。

高専というのは実態は謎に包まれています。その内容はほぼ大学に準じたものといえるでしょう。

「偏差値の仕組みとは?」の詳細を調べる

    
コメント