マカオなぜ中立?

太平洋戦争において、日本軍はアジアの各地を占領しますが、中には占領をまぬがれた地域もあります。その一つがマカオでした。


なぜマカオは占領されなかった?

マカオとセットでくくられることの多い香港は、当時はイギリス領でしたが、日本軍の侵攻により陥落します。そうなると、マカオもセットで攻略されそうなものですが、そうしたことは行われませんでした。

ポルトガル政府の働きかけ

ここには、マカオを植民地にしていたポルトガル政府の働きかけがあったといわれています。ポルトガルは第二次世界大戦は中立を宣言していました。ですが同じくアジアのポルトガル領であった東チモールは日本軍によって占領されています。なぜマカオが中立を保てたのでしょうか。それには遠いブラジルの国が関係しています。

ポルトガルからブラジルへ

ブラジルはもともとポルトガルの植民地でした。そのため、独立後も密接な関係を持っていました。日本軍のマカオ侵攻をおそれたポルトガル政府が、ブラジル政府にはたらきかけて「もしマカオを攻略した場合には、ブラジル国内にいる300万人の日系移民を強制送還する」といった宣言を出させたのです。それだけの移民が強制送還となれば国内の混乱は必至です。それを恐れた日本軍がマカオに手を出せなかったのです。結果、高い中立性が保たれたマカオには難民が多く押し寄せることになりました。

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