昔の大学の学費は?

大学の学費というのは高いといわれます。私立大学の初年度納入金は安いところでも100万円はします。奨学金を使って通い、卒業時には500万円から600万円の借金を背おい、なおかつ安定した就職も望めないという状況では、暗い未来を感じざるを得ません。


昔の学費は安い?

ですが大学の学費というのは、ここ30年ほどで急上昇したものであり、昔の学費は安いといわれています。例えば、いまから40年ほど前の1975年頃の学費はどうだったかといえば、国立大学は年間3万6千円、私立大学でも18万2千円ほどでした。当時から物価が倍に上昇していたとしても、国立大学の学費は10万円以下であり、私立大学でも40万円ほどになります。時給は今よりは安いかもしれませんが、その分物価も安くなっています。アルバイトをしながら、学費とアパートの家賃を工面しながら大学へ通うということは十分可能だったのです。さらにここで示される学費というのは平均値ですから、夜間学部などはさらに安い値段で通えました。

なぜあがった?

ですが、大学の学費というのはその後急上昇をはじめます。10年後の1985年には、国立大学で25万2千円、私立大学では47万5千円までにはねあがります。国立大学の上昇率が著しいことがわかるでしょう。なぜ大学の学費はこれまで上昇してしまったのでしょうか。その背景には、来るべき少子化時代にむかえて、大学が設備投資にお金をかけたということがあげられるでしょう。巨大なビルの校舎などを次々と建設し、そこに必要なお金が学費の上昇で補填されていったと見るべきでしょう。それまでの大学というのは学費は安いものでしたが、同時に施設はボロいものでした。クーラーもなければ、おしゃれな食堂もない。それでもこうした無骨さ、貧乏くささが大学の味ともなり、苦学生といった姿も浮き彫りになりました。もはやそういう時代ではないといわれてしまえば、それまでですが、大学生像の変遷といったものも、大学の学費の上昇とともに存在するのです。

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