名前のひらきとは?

参議院議員選挙が2016年7月に行われました。選挙のたびにポスターを見て気づく点は、それぞれの候補者の名前が漢字ではなく、ひらがなで書かれている点ではないでしょうか。これは選挙用語では「漢字をひらく」といわれています。


出版用語でもある

漢字のひらきというのは出版用語でもつかわれます。難しい漢字、読みづらい漢字などをひらがなにするのです。たとえば「君の為に考えている」という文章は「君のために考えている」と為をひらくことが通例とされています。どこかソフトな印象があり、すっきりとした印象もあります。

難しい字は書きづらい

選挙の場合は、ひらがなにするのは、投票者に書きやすくしてもらうためです。投票券には、その候補者が同定できるものを書けばいいわけですから、ひらがなで書こうとアルファベットで書こうと読める限りは得票となります。例えば鈴木さんという人が立候補した場合「すずき」でも「suzuki」でも良いのです。ですが、最初から難しい漢字だと、めんどうくさがって書かなくなるという人もいるため、あらかじめ漢字をひらくという行為が行われるのです。「こち亀」では両さんが選挙に出馬する回があり「鴛鴦鸚哥丸鬱男(えんおういんこまるうつお)」という候補者が漢字が難しすぎて本人の1票しか入らなかったというエピソードがあります。もちろん架空の人物ですが、難しい漢字は誰もが苦手とするところなのでしょう。

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