懐かしの石灰駅弁とは?

今の若い人にはあまりなじみがありませんが、かつて石灰を使った駅弁がありました。とはいっても石灰を食べるわけではありません。ある用途に使うためです。


ほかほかの駅弁を

駅弁に使われた石灰は、お弁当を温めるために使われていました。石灰は水と反応することによって熱を出します。その原理を応用して、お弁当の下に石灰をしいてひもで引っ張り、水と化学反応をおこすことによってお弁当を温めるのです。駅弁というのは基本的には時間がたっても食べられるように作られています。素材に味がしみており、さめても美味しいというのがひとつの売りでした。ですが、石灰の駅弁が登場することによってつねにほかほかのお弁当を提供できるようになったのです。

消えてしまった?

ですが、現在は石灰を使ったお弁当というのは日本からはほとんど消えてしまったといえるでしょう。なぜ消えてしまったのかといえば、石灰の温度がかなり高温になるため、やけどをしてしまう事故が起きたためです。さらにお弁当本体と同じくらいの重量がかかるので、弁当がかさばってしまうというのも消えてしまった原因かもしれません。ひとつのアイデア商品といえるものですが、同時に危険もあったということなのでしょう。それでも、ある世代以上の人にとっては石灰で温めるお弁当というのは、懐かしさとともに記憶されていることは確かでしょう。

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