幻の世界都市博とは?

お台場はいまや、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。ですが、お台場はほんの20年前は、ほぼ何もない荒野のような場所でした。テレコムセンターと、フジテレビの建物が埋立地の中にぽつねんと建っているような場所だったのです。なぜお台場がこうした寂れた風景を持っていたのか。それはこの場所で行われるはずだった世界都市博覧会が中止となったためです。


都市博とは何か?

世界都市博覧会は、都市博の通称で知られていました。東京の湾岸部、現在のお台場を会場として、海外の46都市、国内122自治体が参加する博覧会が計画されていました。ですが、バブル崩壊により、計画は頓挫します。都市博開催後のお台場は、多くの企業が入居する予定だったのですが、バブル崩壊により、企業の契約辞退が相次ぐことにより計画が予定通りにいかなくなってしまったのです。

青島幸男都知事が中止に

さらに1995年に行われた東京都知事選では、タレント出身の青島幸男が、都市博中止を公約にかかげて、見事当選を果たします。そのため、世界都市博は、開催1年前に中止となります。すでに入場券が販売されており、グッズやポスターなども作られていましたが、これらがすべておじゃんとなってしまったのです。損失は610億円にもなりました。それでも、開催されていれば、830億円の支出が予想されており、200億円の節約となりました。

    
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