ボールペンのボールって?

ボールペンは、ポピュラーな文房具のひとつでしょう。ボールペンはペン先に球体のボールが設置されていることから、その名がつきました。


苦労の多かった開発史

ボールペンは、スムーズな筆記を可能とするペンであり、その開発は19世紀末から行われてきました。それまでの筆記具といえば万年筆が使われていました。万年筆は液漏れがしやすいというデメリットがありました。そこでボールペンの開発が目指されたのです。日本でいえば明治時代といったところでしょうか。ですが、ペン先にボールを設置したとしても、インクが漏れてしまうため、ほとんど使い物にならなかったようです。考えてみると、ペン先のボールから絶妙な量のインクを常に出し続けるという技術の高さがうかがい知れます。

実用化は戦後

ボールペンが実用化されるのは、戦後になってからです。市場に安定したクオリティのボールペンが出回るようになったのは、文房具の長い歴史から考えてみれば、つい最近のことだとわかるでしょう。日本ではじめて鉛筆型のボールペンが発売されたのは、1949年にオート社が販売した商品が最初といわれています。当時はボールペンは高価な商品であり、公文書へのサインなどは認められなかったという経緯もあります。ボールペンの実用化と量産化には、紆余曲折の歴史があることがわかるでしょう。

    
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