サヨナラニッポンの世界

2012年に放送され第21回FNSドキュメンタリー大賞を受賞した『サヨナラニッポン~若者たちが消えてゆく国~』というドキュメンタリー番組があります。これは、日本の現状、若者の現状をうまく切り取ったドキュメンタリー番組であるといえるでしょう。


日本に活路を見いだせない

メインの舞台となるのは中国の大連です。目覚ましい発達を遂げる中国の都市のひとつです。この都市で働く、日本人電話オペーレーターの姿をドキュメンタリーでは追います。主人公は大学院を出て仕事を探して、中国へ渡った1人の青年です。給料は現地人と同じ給料であり、日本よりは低いのですが、物価が安いため、高級マンションに暮らし、食事も十分に取ることができます。さらに中国人の彼女もできて、なかなか幸せそうです。しかし、仕事の内容は初歩的な質問を繰り返すカスタマーに、しんぼう強く向き合うだけの仕事であり、一度仕事を覚えてしまえば、単調な日々です。なおかつ、日本語を習得してクリアーにあやつる中国人スタッフもおり、日本語をあやつる仕事ですら、外国人に取って代わられる時がくることを番組では予見します。

孤独の人

さらに番組では、中国でウェブデザインの仕事を立ち上げるもなかなかうまくいかない日本人のおじさんや、元警察官で友人のいない孤独なおじさんなどが登場します。そこに感じられるのは圧倒的な孤独やさみしさです。演出の強度があるとはいえ、日本の一面、現実を切り取っていることは確かでしょう。

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