戦前の大学生はエリート?

現在、大学生は誰でもなれるものです。学費が高いのがネックですが、ほとんどの人が大学へ進学します。現在の大学進学率は50%を超えています。実に2人に1人が大学へ進学する時代となりました。しかし、かつて大学生は、限られたものしかなれないエリートというものべきでした。


大学進学率の推移

大学進学率は現在50%を超えています。これは、短期大学の四年制大学化などを受けて上昇したものです。20年前の1995年は4年生大学の進学率は、32%です。時代が昭和から平成に切り替わる、1989年ですと24.7%です。高校を卒業した者のうち4人に1人しか大学進学を果たしていないのです。さらに時代をさかのぼるとどうなるでしょうか。学生運動の嵐がふきあれた、1970年頃は大学進学率17~8%ほどです。この時代から大学進学率が上昇し、学費の値上げは大人数の教室授業などのマスプロ化が問題とされ、学生の不満が噴出したことが、学生運動がはじまるきっかけのひとつとなりました。東京オリンピックの開かれた1964年頃は、12~13%です。終戦後から昭和30年代はじめまでは10%前後を推移しています。大学進学率が10%以下となるのは戦前です。大正時代の後期は5%前後、前期は3%前後です。さらに明治時代に入ると1%以下という数字になります。ここまで来ると100人に1人いるかいないかという超エリートとなります。

なぜ少ない?

学生の少なさはまず学校の数の少なさがあげられます。当時の大学は全国でも20~30ほどしかありません。さらに高校進学率も現在より低いものでした。地域によっては地域で一番の高校に行くことがエリートであり、現在の大学のような場所になっていたと言えるでしょう。さらに、現在の大学教授の数と明治時代の学生数の数が同じくらいという話もあったりします。これも大学生エリート説を裏付けるものでしょう。

現在の大学進学率は50%程度ですが、終戦直後は10%以下でした。さらに時代をさかのぼり、明治時代の大学進学率はわずか1%以下という超エリートだったのです。

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