文房具を偏愛する

いまはパソコンやスマートフォン、あるいはタブレットなどのデジタルガジェットが普及しています。紙とペンといったものは、もはやアナクロなメディアとなってしまったのかもしれません。完全ペーパーレスを実現したという人もいるにはいるでしょう。

それでも文房具は大事

しかしながら、それでも手元に置いておきたいものとして文房具はあるのではないでしょうか。この文房具というのは日本であるとするならば、どこでも安価に手に入るものですね。100円ショップのラインナップなどを見てもよくおわかりの通りでしょう。しかし、なかにはお気に入りの万年筆などを大切に使っているという人もいるかもしれません。このように文房具というのは偏愛の対象でもあるといえるでしょう。そんな文房具愛が詰まった本がブング・ジャム+古川耕による『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)です。本書では単なる使い捨ての消耗品としてではなく、ひとつのカルチャーとして楽しむ存在となった文房具について語られています。

どのように変わっていった?

本書では、ここ10年で登場してきたさまざまなアイデア文房具が取り上げられています。それはどのような需要をベースについて作り上げられていったのか、そこに迫られています。なぜ、今までなかったのかといった疑問が浮かぶほどですが、やはりこうした文房具ブームが背景にあったからこそ、イノベーションを成し遂げたともいえるでしょう。それはあらゆる商業シーンにおいて生起する現象でもあるかもしれません。

語り尽くす

本書では文房具好きによる鼎談という形が取られていますので読みやすい構成になっていますね。これを読んでわかるとおり、もはや文房具は語られる存在になっているということですね。メーカー別なのはもちろんのこと、デザインなどについても語られていますので、文房具なんてどれも一緒だよと思っている人にこそまずおすすめしたい本だといえます。