高島平なぜ自殺の名所?

板橋区のはずれにある高島平団地はかつて自殺の名所といわれていました。なぜ、そういうことになってしまったのでしょうか。


高層住宅からの飛び降り

高島平団地は、1970年代に入居がはじまった比較的新しい団地でした。そのため、エレベーターが設置された高層階の建物が多く作られました。この高さの建物は当時は珍しかったため、飛び降りるための場所に選ばれてしまったのかもしれません。現在の高島平団地は飛び降り防止の柵が設置されていますが、当初はそうした対策は行われていませんでした。

侵入が容易だった?

さらに高島平団地は一般住宅ですから、侵入が容易ということも影響しました。団地の入口に警備員を立てて、一人ひとり人間をチェックするといったことはもちろんできません。さらに、一般住宅ですから、友人の家へ遊びに行ったり、あるいは宅急便を届けに行ったり、訪問販売を行ったりといったことが行われるため無数の人が出入りします。これが会社のビルだったならば出入りのチェックはできますが一般住宅はそれができないため、自殺志願者が集まってしまったのでしょう。

それでもやってくる

自殺防止のフェンス設置により自殺者が減ったかと思いきや、そのフェンスを用いた首吊り自殺なども存在したようです。いかに、自殺の名所という言葉がひとり歩きしてしまったかがわかるエピソードです。

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