タテカン文化とは何か?

かつて大学にはタテカンと呼ばれる文化がありました。これはどういったものでしょうか?


タテカンとは?

タテカンとは立て看板の略称です。タテカンは、固定されることなく、校舎の壁などに、そのまま立てかけられているからタテカンといえるでしょう。タテカンというのは基本的には、手書き文字で記されます。その手書き文字には独自の形状、いわばフォントがありました。それらの文字を指してゲバ文字と呼ばれることもあります。これは学生運動用語であるゲバルトから取られたものです。ゲバルトはドイツ語で暴力を意味する用語です。

シェアの思想

タテカンには、ベニヤ板がもちいられます。このベニヤ板というのは、大学のある場所にまとまって置かれているものを自由に用いることが慣例となっていたようです。いわば、いまの「意識高い系」の時代にやたらとさけばれるシェアの思想がそこにも息づいていたといえるでしょう。さらにタテカンというのは、掲示に関しては特別な許可はいりませんでした。あるイベントを告知する場合は、その前からタテカンをかけて、終わったならば自主的に撤去するといったルールでもってタテカンの運用が行われていたのです。

ですが最近はタテカンを出すのにも許可がいるというところや、タテカンそのものを禁止するところも増えてきました。往年の大学の風景が失われて久しいですが、タテカンもそのひとつかもしれません。

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