背広の起源は軍服にあった!?まさに背広は企業戦士の戦闘服

6月に入り、新社会人の若者たちもそろそろ仕事と職場に慣れてきたころではないでしょうか。そんな企業戦士たちが身を包んでいる背広。普段何気なく着ていますが、その起源が軍服にあったことを知っていますか?そこで今回は古代ギリシャ時代の戦闘服である腰巻から、現代の迷彩服や背広風軍服に至るまでの変遷が詳しく書かれた「図説軍服の歴史5000年」で、その歴史を見てみましょう。


■世界に初めて現れた軍服

紀元前3000年の古代シュメール人は既に軍服を着ており、それは腰巻やマントといった、一見してSF的な衣装であったといいます。それから時代が流れ、戦闘で使用する武器が変わるにつれ、腰巻はミニスカート風になり、布物から鉄を使った鎧になります。1600年代に入り、ようやくスウェーデン軍において『軍服』が誕生しました。弓や剣の時代が終わり、小銃の普及により甲冑が廃止。それが軍服の導入を促すこととなったのです。そして軍服の詰め襟部分を折り返したものが元となり、現在の背広が誕生したのです。
  

■トレンチコートも腕時計も軍用として生まれた

肩章がついて、ベルトには手榴弾をぶら下げるD環、そして胸部には銃床を受け止めるガンフラップ。まさにトレンチコートは現代に至るまで、軍用コートとしての要素をしっかりと受け継いでいるのです。さらに、腕時計ももともとは兵士が懐中時計を腕に巻きつけることから生まれた、軍用装備だったというのだから驚きです。 
 
この本を読むと、背広だけではなく日常生活で使用するいたるものが、長い戦いの歴史の中で、軍服や軍用品から派生したものであることが分かります。何気なく身にまとっている背広やコート、腕時計、そしてネクタイ。この本を読んでその起源を考えると、一層身が引き締まるかもしれません。
 
 

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