浮世絵はなぜ発見された?

浮世絵は日本を代表する芸術文化となっています。浮世絵の魅力といえば、なんといっても、多色刷りの印刷でしょう。浮世絵の原版となる木版は、色の数だけ用意されています。例えば5色が使われていたとしたら、5枚の原版があります。それを刷師と呼ばれる専用の職人がすりあげます。刷り上げる和紙は、伸び縮みがはげしいので、その日の湿度や気温にあわせて、調整しなければいけません。機械的にただ刷っていくというだけにとどまらないのです。


どこにでもあるもの?

この浮世絵というのは、ヨーロッパで発見され美術的な価値を見出されます。それまで、浮世絵は日本の中に存在していましたが、特段アート作品というわけではありません。ただ、そこらへんにあるものという扱いであったのです。そのため、器などの商品が海外に輸出されるときに、包み紙として浮世絵が使われました。浮世絵はくしゃくしゃにまるめてつめこまれていたのです。ところが、ヨーロッパの人々は、器よりも、器をつつんでいた浮世絵の美しさに惚れ込みます。当時の日本人からしればゴミのものでも、違う人が見れば宝の山であったわけです。

浮世絵の流通

当時の日本は鎖国状態でした。ところがオランダとは交易を行っていました。オランダから伝わってくる浮世絵をヨーロッパ人が発見し、浮世絵そのものが流通するようになったのです。

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