大和言葉とは何か?

日本には大和言葉と呼ばれる古来より使われてきた言葉があります。現在も日本語の中に、訓読みとして残っているものがそれです。例えば海(うみ)、山(やま)、桜(さくら)などがあげられるでしょう。そのような大和言葉を、神主でありラッパーであるシシドヒロユキが解説した本が「シン・ヤマトコトバ学」(光文社新書)です。


昔と今はつながっている?

著者は、大和言葉はすでに廃れた言葉ではなく、現代に生かされるべきアクチュアルな言葉であると紹介します。日本語の歴史を考えてみれば、もとより大和言葉だったものが、江戸時代の終わりから明治時代のはじめにかけて諸外国からの文化が輸入されることにより、あらゆる単語が翻訳され、熟語として当てられるようになります。いま当たり前に使っている電気や放送といった言葉はすべてそうした単語です。カタカナ化した和製英語の豊富さ、さらに音を現すオノマトペの充実なども日本語の魅力であるといえるでしょう。その中に、大和言葉もしっかりと含まれているのです。

現在に生かす

大和言葉を使いこなすためのセンス、あるいはDNAは私たちの体の中にインプットされているといえるでしょう。著者の主張はきわめて、現実に即した問いであるといえます。

    
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