カラスは人間とどう関わってきた?

カラスは私たちにとって身近な存在でありながら、あの黒づくめの姿は不吉な象徴として忌み嫌われることも少なくありません。しかしながら、長年人間と深い関わりのあった存在であることは確かです。


カラスはどのように語られてきたのか?

ここまでの人間とカラスとの関わりを解き明かした本がカンダス・サビッジ著作、松原始監修、瀧下哉代翻訳による『カラスの文化史』(エクスナレッジ )です。真っ黒な装丁に、月の前ではばたくカラスの姿が浮かび上がった表紙がとても特徴的です。このデザインからもわかる通り、カラスというのは闇や夜を象徴する存在であったと言えるでしょう。

カラスの話がたくさん

本書では多くのカラスにまつわる話が取り上げられています。不吉な象徴として扱われがちなカラスではありますが、なかには世界に太陽の光をもたらしたという話もあるようです。さらに、カラスは時として神の使いと同じ名前を持つこともあったようです。こうしたエピソードから、カラスという生き物は知能を持った動物として扱われていることが伺えます。

図版も多い

本書は、カラスにまつわる絵画などの図版も多く記されています。それほど昔からカラスは人間にとって非常に身近な存在であったことがわかりますね。カラスの不思議に迫るばかりではなく、ただ眺めているだけでも楽める本であると言えるでしょう。

    
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