テントウムシの世界を知る

テントウムシというのは、すぐ身近にある存在ながら、ナナホシテントウくらいしかなじみがありません。実際のところ、テントウムシというのは無数の種類が存在しているのです。そのような奥深きテントウムシの世界を知ることができる本が、阪本優介による『テントウムシハンドブック』 (文一総合出版)です。

手のひらサイズの本

本書では日本にいる約180種類のテントウムシのうち115種を網羅しています。テントウムシだけでそれだけの数があるというのは驚きでしょう。さらに著者は、生物学の専門家ではなく、趣味としてテントウムシ研究を続けてきた人です。いわば、テントウムシ好きによるテントウムシ本と言えるでしょう。そうした、ファン視点が生かされた本としても注目です。

等身大サイズも

なによりも、本書はテントウムシ好きのための本ということで、実物大のテントウムシを比べる図などがあります。これは、実際にはどのくらいの大きさなのだろうと気になることもあるかと思いますので、良い企画なのではないでしょうか。さらにはテントウムシに関するコラムはもちろんのこと、サイズもハンディなものでありますので、これを手に持ちながら、テントウムシを探しに散策に出かけることもできるでしょう。ハンドブックの名の通り、夏のアウトドアシーンのお供に本書を手にしてみてはいかがでしょうか。