1995年に何があった?

日本社会やカルチャーを考えるにあたって、象徴的な年が1995年です。この年、1月に阪神・淡路大震災が発生し、3月にはオウム真理教が地下鉄サリン事件を起こします。この年は、戦後50年にあたります。戦後の日本を支えてきた安定と平和、そして安全神話が崩れた年として知られます。


生まれる前の時代?

さらに、この年の11月23日は新世代のオペレーティングシステムであるwindows95が発売され、コンピューターが一部の好事家のものから一般家庭へと普及を始めます。インターネットの普及はもう少しあとになりますが、現在の偏在するコンピューターカルチャーのはじまりの年にあたるといえるでしょう。ある世代の人にとっては当たり前のことでも、現在の20代にとっては小さいころの話、10代に至っては生まれる前の話です。そんな近くて遠い1995年を知る良書が速水健朗による『1995年』(ちくま新書)です。

何があったのか?

本書では1995年を軸に、その前後のトピックが語られています。社会現象となった「新世紀エヴァンゲリオン」や、セガサターンやプレイステーションといった次世代のゲーム機発売など、サブカルチャーに関わるトピックが多いことに気づくでしょう。現在は一部のファンだけのものとなっているサブカルチャーが社会全体に共有され高い知名度を獲得していた時代があったのです。

    
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