政治から現代史をたどる

近年の出版業界のブームとして、世界史などのトピックを教養として、ビジネスへ取り込もうとする動きがあります。過去の先達たちの思考や出来事から、今われわれは何をなすべきか学ぶことは多いでしょう。それは「歴史は繰り返す」という言葉にも現れています。


現代史へ目を向ける

そこから、さらに発展して重要な要素となるものが現代史でしょう。つい最近のことのように思えて、あれはどうだったのか、あやふやになってしまうものもあります。ジャーナリストの田原総一朗による著書「私が伝えたい日本現代史1960-2014」(ポプラ新書) では、著者の半世紀とともに、日本の現代史がとりあげられています。ここで取り上げられている世代は、高度経済成長期から、バブル社会と、その後の長期的な経済不況、阪神淡路大震災さらに東日本大震災までもが網羅されています。

政治家の本音が記されている

著者は、多くの政治家と直接的な対話を行ってきました。さらにテレビメディアを通して彼らの顔を映し出してきました。歴代の総理大臣や、要職にあった政治家とも対面しています。田原総一朗が直面し、そこからうかがい知れた政治家の本音が本書には記されています。ひとつひとつは断片的な記録なのですが、それが時系列に沿って並べられることにより、日本がどういう風に発展し、成長をとげていったのか、ひとつの流れがつかめるようになっています。

    
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