エロの歴史を知る

「エロ」とは人類普遍の価値であると言えるでしょう。現在、アダルト系のコンテンツはネット上に溢れています。かつてはこのような時代ではなかったと思ってはいないでしょうか。そんなことはありません。昔の日本も十分にエロかったのです。その歴史に迫った本が大塚ひかりの『本当はエロかった昔の日本』(新潮文庫) です。


何が書かれている?

本書で取り上げらているのは『古事記』『源氏物語』といった古くからある日本文学です。学生時代の歴史の教科書、あるいは国語の教科書に載っているような作品です。誰もが一度は学んだことのあるであろう有名な作品で、なんとなくストーリーも知られているように思えますが、よく読んでいくと、エロい要素がたくさんあります。特に、平安時代を描いた『源氏物語』には、不倫の恋や略奪愛が満載のようです。

ゲイカップル話?

さらに、当時の恋愛というのは、男女の関係ばかりではありません。中には、男性同士の同性愛が描かれた作品もあります。弥次さん喜多さんで有名な『東海道中膝栗毛』も、実は男色カップルの駆け落ち道中記という内容でもありました。こうして見ると日本の昔ながらの言葉の表現の豊かさの裾野も感じられるかもしれません。こうした異なる分野から日本の歴史に注目してみるのも面白いといえるでしょう。

    
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