慶應で先生は一人だけ?

慶應義塾大学は日本の有名大学のひとつです。通常、大学の教授や講師は先生と呼ばれます。しかし、大学では、先生と呼ばれる人は一人しかいません。


福沢諭吉だけが先生

慶應義塾大学で、先生と呼ばれる人間は創設者の福沢諭吉しかいません。日本人ならば、1万円札の肖像に描かれた人物として誰もが知るところでしょう。慶應義塾は、福沢諭吉が江戸時代の末期に開いた、蘭学塾にはじまります。蘭学とはオランダの学問のことです。当時の日本は鎖国体制下にあり、西洋の学問はすべてオランダを通して入ってきました。蘭学の内容は、医学や化学、物理学、建築学など幅広い分野にわたります。これらの学問を、オランダ語を通して読み解いていたのです。そして、オランダを通してドイツやフランスやイギリスの学問も取り入れていたのです。

先生に代わる呼び名は?

それでは慶應義塾大学では、先生に代わる呼び名は何が用いられているのでしょうか。それは「君」です。公式な行事などでは大学教授も学生もすべて「君付け」で呼ばれています。例えば、休講などの案内などは、すべて君で表記されています。ただし、日常の学生生活においては、やはり大学教授は先生と呼ばれています。慶應のしきたりにのっとり、先生の呼称を用いないということはまずありません。

慶應にとって福沢諭吉は唯一の先生であり、諭吉の誕生日である1月10日は、記念日として休講となります。

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