日本スゴイは昔から?

日本は実はすごいといった物言いはあちらこちらにあふれているといえます。テレビ番組などを見てもそうした日本、日本人、日本文化を礼賛する番組は多いといえるでしょう。これは日本が経済的に落ち込んできたからこそ、日本人を鼓舞するような番組が生まれていると見ることもできるかもしれません。


どこからはじまった?

この日本礼賛はどこからはじまったのか。そのはじまりのひとつに戦時下の日本に注目した本が早川タダノリによる『「日本スゴイ」のディストピア: 戦時下自画自賛の系譜』(青弓社)です。日本はアメリカと戦争をしたものばかり思われがちですが、それ以外の国とも戦争を続けていました、1931年の満州事変から1945年の終戦までを15年戦争と呼ぶ言い方もあります。

何があったのか?

本書では戦時下に突入した当時の雰囲気を、ポスターや書籍など現在に残された資料をもとに解説しています。このころからすでに、日本の誇りを訴える政治家は存在し、さらには日本人の礼儀正しさや、勤勉さなどを礼賛する動きもりました。その日本人に対する好意的な評価を、日本人自身に植え付けていくことによって、戦時下の国家総動員体制へとなだれを打っていたことは容易に想像されます。こうして見てみると現代の状況に似ているともいえますし、さらには歴史は繰り返すのかもやしれないとも思っていまいますね。

    
コメント