『るろうに剣心』に登場する新撰組の人物

8月25日に公開された映画『るろうに剣心』。佐藤健さんが主人公の人斬り抜刀斎こと緋村剣心を演じています。時代は幕末で、実在した人物、特に新撰組の人物をモデルにしたキャラクターが登場しているのがこの作品の特徴。本作品での登場人物と実在した人物についてご紹介しましょう。


■緋村剣心=河上彦斎(かわかみげんさい)

まずは主人公から。主人公の緋村剣心自体は創作のキャラで、新撰組ではないですが、モデルとしては幕末に、佐久間象山を暗殺したと言われている河上彦斎(かわかみげんさい)という武士。幕末四代人斬りのひとりと言われており、河上の他には中村半次郎(薩摩)、岡田以蔵(土佐)、田中新兵衛(薩摩)の3人がいます。漫画の剣心は、華奢で外見も優しげにもかかわらず、人斬りというギャップのある人物でしたが、河上はどうだったのでしょうか。謎の多い人物で詳しいことはわかっていないそうです。

■斉藤一=新撰組・斉藤一

漫画原作の中では元新選組三番隊組長で明治政府の警官として登場。実在した斉藤一も同様に新撰組隊士として活躍し、西南戦争では警視隊に所属して西郷隆盛軍と戦った人です。麻布警察署詰外勤警部として勤務し、1891年(明治24年)に退職後は学生に剣の指導をしていたそうです。

■相楽左之助=原田左之助

モデルは新選組十番隊組長の原田左之助。新撰組の中では美男子だったとも言われている人物です。漫画の中では直情的で兄貴肌の人物として描かれています。土方歳三からの信頼が篤かったのですが、上野戦争での傷がもとで、29歳の若さで亡くなっています。

■四乃森蒼紫=土方歳三

土方歳三は言わずと知れた新撰組の“鬼の副長”。漫画の中では、四乃森蒼紫は江戸城警護隠密・御庭番衆の最後の御頭という設定ですが、土方歳三がそれにかぶります。物語の進行とともに、蒼紫の前髪が変化したのは、作者が後から土方歳三を意識しはじめたからだそうです。

「るろ剣」は史実を描いた作品というものではありませんが、なんとなくかぶる部分を思い浮かべながら映画を楽しむのもいいかもしれませんね。

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