昭和20年は実質18年半?

昭和時代において、ひとつの区切りとなるのが1945年の第二次世界大戦の終戦でしょう。その時代は日本が戦争国家に雪崩を打っていった20年間として語られることが多くあります。しかし、昭和の最初の20年間は厳密に言うと20年間あるわけではなかったのです。では何年だったのかというと、実質的には、18年半と言われています。


昭和元年は一週間だけ?

昭和の最初の年である昭和元年は、実は一週間しかありませんでした。大正15年末の12月25日に大正天皇が崩御し、そのまま大正から昭和に改元されたためです。その翌年の元旦はすでに昭和2年となり、そこから数えると昭和20年までは実質的には19年しかありません。

8月に戦争が終わる

さらに、昭和20年の8月15日に日本はポツダム宣言を受諾することで終戦を迎えました。昭和20年という一つの年度の間に戦前と戦後が挟まれることになったのです。8月は当然ながら1年の中では半分くらいの位置にあります。もちろん12月で年度が変わるので、残り4ヶ月ということにはなりますが、日本は4月から新生活が始まる慣習がありますので、感覚としては年の半ばくらいでしょう。つまり、昭和の戦前の時代はまる20年ではなく実質的に18年半ということになります。わずか1年半の差ですが、こうして見ると感覚が違ってくるのではないでしょうか。このように、歴史を西暦や年号といった複数の視点から眺めてみるのも面白いものです。

    
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