昔の写真は「魂を抜かれる」と思われていた

自分の肖像を写真として残す行為は現在では一般的なものとなっています。しかし、写真が発明された当初は特別な行為でした。中には写真を撮ることで「魂を抜かれる」という言い伝えもあったほどです。


時間がかかりすぎる

なぜ写真は「魂を抜かれる」と言われていたのでしょうか。諸説ありますが、昔の写真撮影はとても時間がかかるものでした。写真を撮り終えるまではずっと同じ姿でいなければいけません。その時間は30分とも1時間とも言われています。つまり、その間は動くことができないのです。

長い間同じ姿勢でいることで、疲れがピークに達して倒れてしまう人もいました。そうしたことから写真は「魂を抜かれる」と言われるようになったのです。

昔の人物の写真が頬杖をついていたりするのは、長時間安定したポーズを取ることができるためとも言われています。さらに苦々しい顔をしている写真、固い顔をしている写真が多いというのも、ずっと同じ姿勢を保っているからでしょう。

龍馬は立っている

幕末に活躍した坂本龍馬の写真も残されています。一番有名な写真は立ち姿で、きりっと前を向いた龍馬の表情がうかがえます。この写真もずっと立ちっぱなしで撮られたものです。「魂を抜かれる」という話は当然龍馬も知っていたでしょうが、それを承知であえて撮影に臨んだのかもしれません。怖いもの知らず、新しいもの好きという坂本龍馬の性格がよく現れているエピソードです。

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