なぜ「アメリカ」というのか? 「アメリカ」という国の本質

なぜ「アメリカ」は「アメリカ」と呼ばれるのでしょうか? それは、「アメリカ」という国の本質に秘密がありました。


■「アメリカ」の誕生

フィレンツェ生まれのアメリゴ=ヴェスプッチは1497年以来4回にわたって特に中南米を探検、航海報告書をメディチ家へ送りました。その名にちなんで、16世紀初頭にドイツ人ミューラーが『世界誌入門』の中で「アメリカ」と命名したんです。

■結局のところ、「アメリカ合衆国」とは何なのか?

1840年代にはマニフェスト=デスティニー(明白な天命、膨張の天命)と呼ばれる領土拡大が起こります。フロンティア=スピリット(開拓者精神)による西部開拓、これぞアメリカ精神です。アメリカ合衆国は例外主義の国です。アメリカ人は全世界の中で唯一例外の国だという自覚を持っています。聖書に書かれた神の御意志を地上で唯一、実践しようと真剣に励む国民である、つまり全世界の模範になっている、なるべきだと構えているお国柄なのです。ゆえに、単独行動主義をとります。他国の顔色はうかがいません。

そして、アメリカは単純化主義の国でもあります。アメリカの価値観・道徳観・倫理観と行動様式(軍事作戦も含む)を支持する国が善なる国、支持しない国を悪の国とみなします。こうした考えは、近年、2代目のブッシュ大統領がイラク・イラン・北朝鮮を「悪の枢軸」と呼んだことに表れています。諸国家群を善悪に分類できるのは、宗教的背景、聖書の黙示録的センスがなければできません。

例外主義・単独行動主義・単純化主義がアメリカ合衆国の本質です。

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