香港の地理を学ぶ

香港は、中国の特別行政地区です。香港はかつてイギリスの植民地でしたが、1997年に返還されました。社会主義国家の中国にあっても、一国二制度として資本主義を維持している場所です。

3つの地区がある

香港は3つの地域で構成されています。もっとも有名なのが香港島でしょう。香港は、狭義にはこの香港島を指すものでした。現在の香港の誕生は、19世紀に行われたアヘン戦争により中国の前身となる清がイギリスに敗北し、南京条約によって1941年に香港島が永久割譲されたことが始まりです。続けて起こったアロー戦争により、香港島の対岸にある九龍半島も1856年に租借されます。さらに、半島の上部にある新界も1898年に租借されます。 香港島と新界の間には約50年の隔たりがあります。そのため、かつては香港島では英語が通用するが半島側ではあまり通じないといった話もいわれていました。

還す?還さない?

九龍半島と新界の租借期限は99年に設定されました。そのため、香港の中国返還交渉がはじまるにあたって、イギリスのマーガレット・サッチャー首相と、中国のトウショウヘイの間でどのような話が交わされたのでしょうか。引き続きイギリス統治を望むサッチャーと、返還を求めるトウショウヘイの対立構図が生じました。特に香港島は永久租借地であったため、イギリスは当初は継続的な使用を望んでいましたが、中国側が強く反発したといわれています。