教養として世界史を学ぶ

一般常識は、就職活動や会社員生活を続ける上で必須のものです。巷には、一般常識をエッセンスとして学べる書籍が多くあります。そのほとんどが、ここ1年、あるいは数年に起こったトピックを中心にまとめられています。ですが、一般常識や教養はさらに広い視野で考える必要があります。


高校の教養に立ち返る

そんな幅広い視野の一般常識、一般教養を学ぶ上で最適な本が出口治明による『仕事に効く 教養としての「世界史」』(祥伝社)です。本書は「日本を知りたければ世界を知るべき」という視点に立ち、世界史の概説を行っています。世界史は、受験でないがしろにされがちな科目です。日本史に比べて学習する範囲が広い、さらにカタカナの人名などが多く登場するとあって、選択科目では敬遠されがちです。しかしながら、世界史的な視点は重要です。日本が戦国時代に世界では何が起こっていたのか、そうした複眼的な思考で世界を把握することは、仕事において幅広い視点を持つことにもつながるでしょう。

シリーズ化も

本書は、第二弾として『仕事に効く教養としての「世界史」II 戦争と宗教と、そして21世紀はどこへ向かうのか?』も発行されています。第一弾ではふれられなかった、イスラム世界、アフリカ、インド、ラテン・アメリカといった地域における世界史にスポットがあてられています。少し前までは第三世界と呼ばれていた場所であり、これから経済発展を遂げてゆく地域でもあるため、よりビジネスの思考において重要な地域であるともいえるでしょう。さらにこれらの地域では、戦争や宗教といったキーワードも重要となってきます。激動する世界の中で、いま何が起こっているのか。無力であったとしても自分は何をすべきなのか、そうした根源的な視点に立ち返る本であるともいえるでしょう。さらに、教養は自らの身を助けることがあるともわかるでしょう。

    
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