ノーベル文学賞候補になった日本人たち

2014年度のノーベル文学賞が発表され、毎年のように候補にあがっている村上春樹は今年度も受賞を逃しました。

過去にノーベル文学賞を受賞した日本人は1968年の川端康成と1994年の大江健三郎の2名がいます。受賞を受けての川端の講演のタイトルは「美しい日本の私」でした。一方で大江の講演のタイトルは「あいまいな日本の私」であり、川端の題目を意識していることがわかります。

川端、大江のほかにも多くの日本人作家が候補になっていたと言われています。


審議の過程は50年後に公開

誰がノーベル賞の候補になっていたかという情報は、50年後に公開されるようになっています。そこで明らかになったのは、加賀豊彦、安部公房、谷崎潤一郎、西脇順三郎などの名前があげられています。三島由紀夫は1970年に自決しなければノーベル文学賞を受賞していたとも言われていますが、候補の前段階でとどまっていたようです。

翻訳による知名度上昇

ノーベル文学賞の候補になるには、日本語で書かれた小説が翻訳され広く読まれる必要があります。そのため、ノーベル文学賞を狙う場合には、海外に翻訳に熱心なエージェントを必要とするでしょう。翻訳され評判が広がっていくには時間がかかるので、その間に、新作発表など継続的な活動を行っていくことも求められます。

ノーベル文学賞は、ただ良い小説を書いて評価されるばかりではなく、ビジネス的な戦略も必要とされるといえるでしょう。

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