ノーベル平和賞は個人以外も受賞可能?

10月10日にノーベル平和賞が発表されました。事前に受賞の可能性が高いと言われていました「日本国憲法9条」は惜しくも受賞を逃しました。ノーベル賞といえば個人に与えられるものと思われがちですが、そうではありません。団体や機構にも与えられることがあるのです。


団体も受賞

ノーベル平和賞も歴史をひもとけば、1904年には万国国際法学会が受賞しています。さらに、1910年には常設国際平和局、1917年に赤十字国際委員会と、多くの団体が受賞しています。ちなみに1914年から1916年は受賞者なしが3年連続で続いています。これは第一次世界大戦が影響しているのでしょう。実際、1940年から1943年にかけても第二次世界大戦の影響で4年連続受賞者なしとなっています。戦時下の1944年には赤十字国際委員会が再び受賞しています。

非核三原則で受賞

戦後の受賞者でいえば、1974年の日本の佐藤栄作首相の受賞がよく知られています。佐藤首相は「核を持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則を日本において確立したことでも知られています。

アジア圏では2000年に韓国の金大中大統領が、北朝鮮との対話政策で受賞しました。2010年には中国の人権活動家、劉暁波もノーベル平和賞を受賞しています。

さらに2013年度の受賞者はEU(欧州連合)という機構、共同体に与えられています。そうなると個人ではない、憲法9条も受賞の対象であったことがわかります。

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